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ピアノ調律について

ピアノ調律とは

調律とは「楽器の音高を、ある音律に合うようにととのえること」とされています。したがって、ピアノ調律をすれば音律は正しく調整されます。しかし音があっていればそれでいいと言うことではありません。大切なのは音楽的なピアノの音にすることです。音の響きが機械的な響きでなく、音楽的な響きになっていることが大切なのです。

調律師には本当のピアノ調律はできない

調律師はピアノ調律のプロです。したがって調律師に頼めば音律は正しく調整されます。
しかし調律師には音律を合わせると言う機械的なピアノ調律はできても、音楽的なイメージを作り上げると言った音楽的なピアノ調律はできないのが現実です。音楽的なピアノ調律をするためには、ピアノの本場の空気をつかみ、豊かな音楽のイメージを持っていなければなりません。

音楽的なイメージは人によって異なる

音楽的なピアノの音と言うのは人によってそれぞれ異なります。その人がどういう思いでピアノを弾いているか、その人がどういう技術を持っているか、そのようなことをすべて把握して、その人に一番あった音楽的なイメージをピアノ調律によって創り上げます。またピアノ調律はピアノを置く部屋によっても異なります。ピアノの箱(ピアノを弾く部屋)がどういう響きを出す部屋かを把握し、部屋にあった響きを出します。そこで部屋も含めた音のイメージを演出します。さらにピアノ調律はピアノそのものによって異なります。ピアノは時代によってその作られ方や特徴が違います。またどういうふうにピアノを使ってきたかによっても違います。そこでお客様のピアノの特徴を生かして調律をします。

大庭誠司の追求するピアノ調律

このようにしてピアノの持っている響きを最高のものにしていく作業がピアノ調律です。ピアノ調律は単なるテクニックではなく、音のイメージを作り上げる感性の必要とされる技術なのです。もともと調律師は西洋音楽のメッセンジャーの役割を果たしていました。西洋の国の文化と音のイマジネーションを伝えるのが調律師でした。ですから調律師には本場での音楽の経験が必要でした。

現在ピアノ調律はテクニックのように扱われ、時間で単価が設定されたりするようになっていますが、それは本来のピアノ調律のあるべき姿ではありません。ピアノ調律の本質は昔も今も変わりません。豊かな音楽の経験をもとに、一つ一つのピアノ、そのピアノを弾く人、ピアノを弾く部屋にあった最高の音のイメージを創り上げていくことなのです

ピアノ調律の価格

基本調律 \14,000~
調律や修理にかかる費用は、「最後に調律してから年数があいている」、「ピアノの痛みが激しい」などピアノの状態によって変わってきます。

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