ピアノ修復師・調律技術者 大庭誠司
大庭誠司プロフィール
1976年 国立音楽大学でクラッシック音楽とピアノ調律技術の基礎を学ぶ。
1981年 ピアノの原点となる声楽を学ぶため、本場イタリアへ遊学したのを皮切りに、1998年にかけてフランス、ドイツ、スイス、オーストリア、ロシア、アメリカを外遊し、ピアノ製作と西洋音楽の研鑽を積んだ。最後に遊学したアメリカのジュリアート音楽院では、ピアノと言うものは50年も100年も熟成されていい音になることを確認した。
1994年 多摩楽友協会を発足して地域の音楽振興と若手音楽家の支援活動を開始した。
2002年 ロシア(モスクワ)のグネーシン音楽大学記念館に所蔵されているドイツ製の名器でラフマニノフ、リヒテルなども使用したベヒシュタインピアノ(100年前のもの)の修理を行いロシア文化省より感謝状を頂いた。
2004年 三越日本橋本店の100周年記念に合わせ、修復し終えた100年前のスタインウェイピアノを使って30人の音楽家によるコンサートを開催し好評を博した。
ラフマニノフらが使ったピアノをロシアにて修復、調律を
ベヒシュタインピアノの修理を行い、ロシア文化省より感謝状をいただきました。
【新聞掲載】ラフマニノフらが使用のピアノ ロシアで修理・復元(読売新聞2002年12月25日)
モスクワ音楽専門中等学校(名称:グネーシニイフ)
2002年10月8日
多摩楽友協会様へ
感 謝 状
モスクワ音楽専門中等学校(名称:グネーシニイフ)の校長と致しまして、敬愛する大庭氏が当学院所有のグランドピアノの修理、調整及び調律作業に、慈善的なまでのご助力を惜しまずに献身して戴きましたことに、心より感謝申上げます。
敬 具
ホーホロフ M. C
学院長
ロシア名誉芸術家(アーティスト)
ロシア文化省
ロシア・グネーシニイフ音楽アカデミー
グネーシニイフ記念博物館
大庭 誠司様へ
ロシア・グネーシニイフ音楽アカデミーの中にあるエレナ・グネッシーナ記念博物館といたしましては、大庭誠司氏に心より感謝を申し述べる次第であります。
大庭氏は、ロシア音楽と音楽教育分野での著名人であり、またグネーシニエフ音楽専門中等学校の創立者であり、また、校長でもあったエレナ・グネッシーナ女史が以前所有していた2台の歴史的に価値のあるピアノ“ベヒシュタイン”を調律して、復元作業をなさって下さいました。このことに深く感謝致しております。これ迄にラフマニノフ、スクリャービン、イグムノフ、リヒテルと言った偉大な音楽家たちが、この楽器で演奏致しました。これら2台のピアノは、当博物館のコレクションの中でも大変に価値のある記念品であり、また、大庭氏の卓越した仕事振りは、私たちにとりまして、非常に重要且つ有益なご助力とご協力をして下さったということでも大きな意味があります。
エレナ・グネッシーナ記念博物館館長 V.V. トロップ
2002年10月10日